目次
作業者や設備の稼働内容からムダを定量化しよう
動画「稼働分析【ダイジェスト版】」
稼働内容の時間構成比率より稼働率を明らかにする稼働分析の概要を動画で紹介いたします。
- 約5分18秒
- 2024/03/15
稼働分析
稼働分析は、作業者または機械設備の稼働率、もしくは稼働内容の時間構成比率を求める手法(JIS 8141:5209)です。この結果をもとに、適正な作業者数、機械台数、作業量などの算定に役立てることを目的としています。
観測された人や設備の稼働内容を以下の3つに層別し、
観測された人や設備の稼働内容を以下の3つに層別し、
- 稼働:付加価値を生じる作業
- 非稼働付加価値を生じない作業
- 準稼働:付加価値を生んでいないが、現状のシステムでは必要な作業
連続観測法
作業者や機械の稼働状態を長時間にわたって連続的に調査・分析する手法です。
仕事の順序、作業者の作業速度の変化を捉え、あるべき姿の観測を行うためには、時間と費用をかけてでも連続観測法を使用することが推奨されます。
代表的な分析方法:連続稼働分析
仕事の順序、作業者の作業速度の変化を捉え、あるべき姿の観測を行うためには、時間と費用をかけてでも連続観測法を使用することが推奨されます。
代表的な分析方法:連続稼働分析
連続稼働分析
特定の対象/作業についてストップウォッチなどで時間経過を確認しながら、各作業内容の開始時点と終了時点を観測用紙に記録します。
作業者や機械の稼働率や稼働内容の時間構成比率を求め、適正な作業者数、機械台数、作業量などの算定し、分析を行います。
瞬間観測法
作業者や機械の稼働状態をあらかじめ定めた行動分類にしたがい、瞬間的に観測された行動の度数によって調査・分析する手法です。
長時間観測を続けなければならない連続観測法と比べ、あらかじめ定められた時点のみで観測を行えばよいため、観測者の疲労感が少なく、観測結果を整理しやすい、観測費用が安い、被験者側への配慮も行いやすいなど数多くのメリットがあります。
長時間観測を続けなければならない連続観測法と比べ、あらかじめ定められた時点のみで観測を行えばよいため、観測者の疲労感が少なく、観測結果を整理しやすい、観測費用が安い、被験者側への配慮も行いやすいなど数多くのメリットがあります。
代表的な分析方法:ワークサンプリング
ワークサンプリング(WS)
確率・統計理論に基づいて観測回数と観測時刻を決めて観測を行い、観測項目の時間構成を推測します。
ワークサンプリングは観測間隔によって次の2種類の方法があります。
ワークサンプリングは観測間隔によって次の2種類の方法があります。
①ランダムサンプリング
観測対象の作業が周期的である場合は、無作為に観測時点を設定することが必要となります。
②等間隔サンプリング
観測対象の作業が非周期的である場合は、観測時点を等間隔に設定しても問題ありません。
観測対象の作業が周期的である場合は、無作為に観測時点を設定することが必要となります。
②等間隔サンプリング
観測対象の作業が非周期的である場合は、観測時点を等間隔に設定しても問題ありません。
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