目次
プロセスの“全体の流れ”を明らかにしてムダを定量化しよう
動画「工程分析【ダイジェスト版】」
「モノがつくられるプロセス」の全体像を明確にし、ムダがないか検討する工程分析の概要を動画で紹介いたします。
- 約4分34秒
- 2024/03/15
工程分析
生産対象物が製品になる過程、作業者の作業活動および運搬過程を、対象に適合した図記号で表して系統的に調査・分析する手法(JISZ8141:5201)です。モノがつくられる時の「活動の種類」と「つながり」を明確にすることにより、「モノがつくられるプロセス」の全体像を明確にし、その中にムダがないかどうか検討することを目的としています。
製品(モノ)を対象とした分析(製品工程分析)と作業者(人)を対象とした分析(作業者工程分析)があります。
「工程」という用語は、使う状況および文脈により示す領域が異なります。
例えば、「場所=工程」という意味合いで使用されることもあれば、1つの場所で多数の加工が施される時に、1つ1つの加工を「工程」として表現される場合もあります。
製品(モノ)を対象とした分析(製品工程分析)と作業者(人)を対象とした分析(作業者工程分析)があります。
「工程」という用語は、使う状況および文脈により示す領域が異なります。
例えば、「場所=工程」という意味合いで使用されることもあれば、1つの場所で多数の加工が施される時に、1つ1つの加工を「工程」として表現される場合もあります。
製品工程分析
モノの流れを工程図記号により把握することができます。
そして、各記号の具体的な内容を調査することで、工場および職場の特徴をつかみ、モノの流れの改善に貢献します。
分析の進め方として主力製品や製造リードタイムの長い製品が対象となるモノを選択します。
次に、対象製品が工場内に入庫されてから出庫されるまでどのような変化を受けるのかを、実際に目で追いながら記号化します。
製品工程分析結果の例では上から下への流れは時系列の変化を表し、素材や部品が加工などの変化を受け、製品となる過程が記号で示されています。
工程図における最下部の記号の下は顧客となるため、下から遡るように記号を見ることにより、前後の工程のあり方を考えることができます。また、工場内で工程図を共有することにより、前後の職場および工程においての関係性の向上を図ることができます
分析の進め方として主力製品や製造リードタイムの長い製品が対象となるモノを選択します。
次に、対象製品が工場内に入庫されてから出庫されるまでどのような変化を受けるのかを、実際に目で追いながら記号化します。
工程図における最下部の記号の下は顧客となるため、下から遡るように記号を見ることにより、前後の工程のあり方を考えることができます。また、工場内で工程図を共有することにより、前後の職場および工程においての関係性の向上を図ることができます
作業者工程分析
人を中心に業務の流れについて、工程図記号を通して把握します。
さらに、各記号に対してECRSの原則を用いることにより、現状の業務を根本から見直すことにつながります。
分析の進め方として対象となる作業者を決め、対象作業者がどのように業務を遂行しているかを、実際に目で追いながら記号化します。
作業者工程分析結果の例では、距離、時間、回数などを付記し、考察につなげやすい工夫を凝らしています。
作業者工程分析ではあくまで作業という意味であるので、その作業の必要性から問うこととなります。
したがって、作業がECRSのEの対象ともなり得ます。作業者工程分析とECRSの併用は、作業者の作業の見直しに効果を発揮します。
分析の進め方として対象となる作業者を決め、対象作業者がどのように業務を遂行しているかを、実際に目で追いながら記号化します。
作業者工程分析ではあくまで作業という意味であるので、その作業の必要性から問うこととなります。
したがって、作業がECRSのEの対象ともなり得ます。作業者工程分析とECRSの併用は、作業者の作業の見直しに効果を発揮します。
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