第48回「日本IE文献賞」受賞記念講演会
モノづくりを取り巻く環境は厳しさを増しています。特に、為替の変動、グローバル経済の進展、IoTやAIに代表される技術変化、さらには人間の働き方自体への変革の議論など、モノづくり企業の経営環境は大きく変化しています。「IEレビュー」誌では、そうした情勢を踏まえながら、人財育成、生産技術の役割、現場改善など、IEが果たすべきベーシックな役割に焦点を当ててきました。
昨年発行の304号~308号では、モノづくりにおけるITやロボットなどの活用、人材育成、元気な現場の紹介、工場長の役割などを切り口としながら、経営環境の変化に対応するIEの役割を改めて考え、その活用領域の拡がりを考えるべく、特集テーマを組んできました。特に308号では、工場長に焦点を当て、工場長として重要な視点、具体的な取り組みについて、自身の経験を踏まえた想いを紹介いただきました。グローバル化やIT高度化への対応など、ともすると目先の課題に追われがちですが、地道で継続的な改善活動やIEの原点に立ち返った活動を通してモノづくり・人づくりに取り組んでいる企業の姿とIEの役割および将来展望を示すことに注力し、モノづくりの原点となるQCD、企業体質といった点から、IEの普及と発展をめざしています。
今回は、第48回「日本IE文献賞」の受賞者の方々にご講演をいただきます。この機会に多くの皆様のご参加をお待ちしております。
日本IE文献賞
日本IE文献賞は、1971年に第1回の表彰を行って以来、今年ですでに48回を重ねることとなりました。
同賞選考のもととなる協会誌「IEレビュー」の編集委員会は、大学や企業でIEの研究や実践・普及に携わる約30名の委員で構成されています。
各号で、時代のニーズやIEの発展に向けての展望や課題を掘り下げるために特集テーマを定め、企画チームを編成してテーマの内容を掘り下げ、その下で論壇およびケース・スタディを掲載しています。また、従来からの会社探訪や現場改善、連載講座に加え、IErの想いを伝えるビットバレーサロン、特集テーマに関する情報を広く提供するプリズムなど、記事構成を多様化し、誌面の充実に努めています。
日本IE文献賞は、毎年発行される「IEレビュー」5冊に掲載された文献のなかから優れた論文や記事を表彰し、広く産業界ならびに学界に披露することによって、IEの発展と普及に寄与することを目的としています。
開催日時・会場
開催日時 | 2019年8月30日(金)10:00~16:45 |
---|---|
会場 | 東京・平河町近辺の会議室 |
定員 | 50名 ※定員になり次第、受付を終了します |
参加費
日本IE協会・他地区IE協会 会員 | 無料 |
---|---|
日本生産性本部 賛助会員 | 5,500円 |
一般 | 11,000円 |
- 1名分・テキスト代込み・税込み。
- 会員価格は、参加者の所属会社・団体名により自動で適用されます。
- インボイス登録番号についてはこちらをご覧ください。
- IE協会会員へぜひご入会ください。
プログラム
10:00~10:45 |
『元気の出る工場』をめざしてしのはらプレスサービス(株)代表取締役社長 篠原 正幸 氏 |
---|---|
10:45~11:30 |
生産現場の女性たちや外国人の優れた改善事例改善活動コンサルタント五味 法臣 氏 |
12:30~13:15 |
工場長:トップマネジメントの役割(株)IHI原動機事業部 副SBU長 丸山 隆行 氏 |
13:15~14:00 |
YWKの定着と深化(株)神崎高級工機製作所生産技術部 吉岡 隆 氏 |
14:15~15:00 |
IoT活用による社内変革と人材育成i Smart Technologies(株)代表取締役社長 兼 CEO 木村 哲也 氏 |
15:00~15:45 |
潜在労働力の活用にむけた取り組み(株)マグトロニクス代表取締役社長 菅 正彦 氏 |
16:00~16:45 |
モノづくりにおけるIT(IoT)活用日立グローバルライフソリューションズ(株)石田 宣浩 氏、石田 俊樹 氏 |
- プログラムは都合により変更になる場合があります。